昨日、ある福祉施設に行って来ました。
叔母がそちらの施設でお世話になっているので、病状を聞きたかったのです。
私が行っている歯医者の通り道にそこのお宅はあります。
歯医者に向かっている時に、施設の名前の入った車が停まっていたので、「親戚なんですが、従妹は普段いないし、病状を教えてほしいのっですが・・・」
「事務所の方に聞いて下さい」と言われました。
教えてくれるんだ。
個人情報だからと言われるのを覚悟していたから・・・
その施設に伺って認知症サポーター養成講座の申し込みをしたのですが。
その時に叔母の苗字の書かれた紙が貼られたおむつを見つけました
珍しい苗字なのですぐに叔母だと思いました。
噂ではおむつをしているとは聞いていたんです
「母におむつをしているそうだよ」と話すと
母は随分ショックを受けていました」
「そんなに悪いのか」と。
叔母は母よりかなり年下。
「私より悪いんだ」
昨日、施設に着いて病状を教えてほしいと伝えると、「重度の認知で、旦那さんが亡くなったこともわからない時があります」と教えてくれました。
「今いるのでお会いになりますか
」
「えっ、いるんですか？」
「はい」でも私のことがわかるかな
心の声
「時間は１５分程度にして下さい」
「親戚の方が見えられましたよ」
「お宅どなたさん？」
「マスクを外してまりこだよ」
「まりちゃん。帽子被っていたからわからなかったよ」
「まりちゃん変わったね」と連呼するので、年を取ったという意味だと思ったんです
そしたら「べっぴんさんになったね」って
「歯もきれいだし」
６キロのダイエットと歯医者さん効果かな
「ひえ～」
昔は私がすっぴんでいると化粧しなさいって言ってたのに。
化粧はしていませんでした。
しばらく話していると急に出ると言い出して誰か呼んでほしいと言われました。
ですがスタッフの方は気づいているようですが、忙しそうでした。
今度は出たのですぐに取り換えてほしいと
わたしにすぐに呼んでちょうだいとせかすので、叔母から見えない位置にいたおばあちゃんとお話していました。
スタッフの方が「交換するので、時間がかかります」と私に声をかけてくれました。
「はい」
終わってから、「挨拶だけして帰ります」と。
叔母は帰ってほしくないようで、「またね」と言っても見つめたままでした。
するとスタッフの方が大きな声で「時間ですから」と。
「時間です」は私に向けられた言葉だと思ったのですが、それは叔母に向けた言葉だったんです。
出来ることなら少しでも話していたいと思ったのでしょう
だからこそ、長時間面会できないようにしてるんだと納得
長くなればさよならするのが辛いもんね